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glass transition

ガラス転移
名詞

glass transitionは、材料科学や高分子化学において非常に重要な概念です。これは相転移の一種ですが、結晶化のような急激な構造変化ではなく、分子の運動性が変化することによる物理的な状態の変化を指します。一般的に、温度が上昇してglass transition temperature(ガラス転移温度)を超えると、材料は硬いガラスのような状態から、柔軟で弾力のあるゴムのような状態へと移行します。

物理的特性の変化

この現象の核心は、分子鎖のセグメント運動が始まることにあります。ガラス状態では分子がほぼ固定されており、脆い性質を持ちますが、転移後は分子が自由に動けるようになるため、衝撃吸収性や成形性が向上します。例えば、プラスチック製品が冬の寒さで割れやすくなるのは、温度がガラス転移温度を下回り、材料がガラス状態に移行するためです。

他の相転移との違い

melting(融解)との違いを理解することが重要です。融解は結晶構造を持つ物質が液体に変わる明確な相転移であるのに対し、glass transitionは非晶質(アモルファス)構造を持つ物質に特有の現象です。融解点では熱量(エンタルピー)の不連続な変化が見られますが、ガラス転移では比熱や熱膨張係数などの物性が緩やかに変化するのが特徴です。

意味

名詞ガラス転移

ポリマーやガラスのような非晶質材料が、加熱によって硬くて脆いガラス状態から、より柔軟なゴム状態へと変化する温度範囲または特定の点のこと

関連語

最終更新日: May 2026誤りを報告する